治験バイトとは何?高額って本当?安全?危険はない?

治験とはどんなことをするのでしょうか?
治験をして謝礼を貰う治験バイトとはいったいどんなことをするアルバイトなのでしょうか?
治験バイトの安全性と、過去に治験で危険なことは起きたことはないのでしょうか?
こういった治験に関することを調べてみました。

治験とは?どんなことをする?

今、新型コロナウィルス対策のワクチンが話題になっていますが、このワクチンが市場に出回るようになる為には安全性が確認され厚生労働省から認められないと認可が下りません。

薬やワクチンが承認されるには効果が高く、副作用が少ないことが必要です。
それを確認するのが治験といわれる臨床試験です。

製薬会社は治験の結果を厚生労働省に提出して新薬の認可を受けるのです。
だから薬ができる上でもっとも重要なのが治験なのです。

新薬が市場に出回るまで

薬が開発されるプロセスは

基礎研究に2~3年 → 動物による実験に3~5年 → 最後にヒトによる臨床試験3~7年

つまり新薬が市場に出回るには早くても8年、通常なら10年以上かかることがわかります。

新型コロナウィルスのワクチンの認可は2年もかかっていません。こんな短期間で承認されることはきわめて異例なことなのです。

Mr.ヘルスィ
Mr.ヘルスィ

今がいかに危機的な状況なのかわかるというものじゃ!

治験バイトとはなに?

治験は新薬の効果や副作用を調べる為の臨床試験ですが、いくらデータ上で安全であるといっても無償ボランティアで治験を引き受けてくれる人はまずいません。まあ当然ですよね。

治験参加者は有償ボランティアといって「負担軽減費」という名目の謝礼金が支払われます。有償ボランティアなので本来のアルバイトとは違いますが、報酬が貰えるということで治験バイトという名前で広く知られるようになりました。
中には数十万円という高額な治験バイトも存在します。

治験の種類によっては脳波を測定したり、レントゲン撮影をすることがあります。ちなみに採血は必ず行われます。

治験といっても薬ばかりではなく禁煙器具、健康器具の効果を調べるような治験もあります。
販売前の青汁やトクホ(特定保健用食品)、健康食品の治験などは、誰でも参加できるので人気がありそうです。

Mr.ヘルスィ
Mr.ヘルスィ

健康食品の治験なら無償でも参加したいわ!

治験バイトの報酬はいくら?高額なのは?

治験バイトは大きく分けて通院タイプと入院タイプがあります。
どちらも薬やトクホ、サプリなどを服用の前と後で身体の変化を検査します。

① 通院タイプ

自宅から医療機関へ定期的に通って治験をします。拘束時間が短く治験は楽ですがその分謝礼金も少なくなります。

② 入院タイプ

医療機関に入院するため起床や食事、就寝などは時間がきっちり決められていますが、治験時以外は制約が無く自由に読書などして過ごせます。高額なのはこの入院タイプで10万円以上の治験が多いです。

気になる治験の報酬、つまり「負担軽減費」はいくら貰えるかというと、内容によって大きく変わりますが、未知の新薬の試験ということで一般のバイト代よりは高額になります。相場は1万円~20万円ぐらいですが、30日ほど入院タイプだと数十万円という高額なものもあります。

治験の報酬は天引きなし

治験の「負担軽減費」は臨床試験のボランティアへの謝礼金という名目なので社会保険料や所得税が天引きされず満額受け取れます。ここがアルバイト代と違うところです。
しかし、謝礼金が高額になると雑所得に該当する場合もあり、その時は確定申告が必要になります。

治験の安全性は?危険はないのか?

治験とはいわば新薬の最終段階の実験です。安全性を重視した厳密なガイドラインで行われますが、副作用が起こらないとは断言できません。

では過去に治験で大きな事故があったかというと、2019年に治験に参加した20代の男性が飛び降り自殺しました。厚生労働省の記事はこちら
これは製薬大手エーザイのてんかんの治療薬の治験で、自殺企図(自殺を企てること)の副作用があることがわかっていましたが、どうやらこういったリスクの説明が不十分だったようです。しかし、厚生労働省は因果関係を否定できないという表現にとどめています。

治験による死亡例としては極めてまれな事故といえますが、それ以外の治験による死亡事故はありません。

だからといって治験は危険だ!という考えはしないでください。

治験は国が定めたGCP(医薬品の臨床試験の実施の基準に関する省令)により、我々の想像以上に安全に配慮され実施されています。

でも、絶対に安全ということはどんな状態でもありえません。採血時に死亡する事故もあるくらいです。

Mr.ヘルスィ
Mr.ヘルスィ

治験は危険という考えは「飛行機は落ちるから乗らない」というのと同じだと思う。

治験は人権と安全性を最優先して行われます。そのため事前に充分な説明や検査があります。
バイト代目的ではなく治験ボランティアの意義を納得した人だけ参加するようにしましょう。

治験のメリット・デメリット

治験のデメリット

① 100%安全とは言えない
いくら治験の安全性が高いといっても副作用のリスクは存在します。しかし市販薬でも副作用のリスクはあります。

② 毎日採血がある
治験の検査データを調べるため、ほぼ毎日採血があります。注射が苦手な方には向いていません。

③ 治験は平日に多い
医療機関なので平日に行われることが多いので、会社勤めの方には治験バイトの時間が取れないかもしれません。そんな方向けに土日でも行っている治験もあります。

治験のメリット

バッチリ

① 報酬が高額
未承認薬の治験ということで一般的なバイトに比べると高額な報酬が支払われます。

② 健康診断や治療が無料
治験を始める前の健康状態を調べる為、健康診断が行われます。また、花粉症の薬の治験ならば花粉症の治療が無料でできることになります。水虫薬の治験なら水虫の治療が無料でできることになります。治療をただでしてもらって報酬まで貰えるというバイトは他にはありません。

③ 難しいことが何もない
有償ボランティアといっても薬の投与と検査だけなので治験者がする作業はありません。

治験バイト(ボランティア)をするには登録が必要

治験ボランティアをするには治験ボランティア募集サイトに会員登録をする必要があります。もちろん無料です。
おおまかな登録の流れは以下の通りです。

① 無料会員登録
治験ボランティア募集サイトの登録フォームから会員登録をします。

② 治験申込又は予約
登録後に届いたメールから治験の申込をします。その後、確認の電話にて日時の予約をします。

③ 説明・検査
病院にて詳しい説明と検査が行われます。

④ 治験開始
検査の結果、医師が治験OKと判断されたら治験が開始されます。

治験ボランティア募集サイトはたくさんあります。
そのうちいくつか紹介します。

治験モニター募集
花粉症の治験モニター
糖尿病健康診断モニター
ニキビ・アトピー治験ボランティア
喘息の治験モニター
メタボの治験ボランティア
JCVN治験ボランティア
終了しているかもしれませんが、青汁や禁煙器具など変わった治験もあります。

Mr.ヘルスィ
Mr.ヘルスィ

興味がありましたら治験ボランティアに参加してください。

まとめ

治験に参加してくれるボランティアがいないと新薬の開発はできません。

治験は病気で苦しんでいる人を救うための新薬が世に出るために欠かせません。治験は高度な社会ボランティアです。ボランティア活動を始めたい方はぜひ治験に参加してください。

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